会長挨拶

私立大学キャンパスシステム研究会(略称CS研)は、私立大学を正会員とし、関連する企業を賛助会員として、大学で運用するシステムを活用するための研究の場や会員相互の情報交換の場を提供する組織であり、大学の枠を超える「知の共鳴場」として私たちの未来を拓くパワーを生み出すことができるものです。

CS研の発足は,私立大学の富士通ユーザー会が設立された1985年11月にさかのぼりますが、お蔭様で会員数も順調に増え続け、2021年9月現在では全国116機関(関東・東海・関西地区を中心に正会員81大学、賛助会員35社、個人会員2名)にまで成長いたしました。

CS研会長 大西 淳

会長 大西 淳

 

研究会活動の主軸をなす分科会は「教育システム」、「事務システム」、「システム運用管理」、「図書館」、「大学経営・情報化戦略」、「次世代情報・システム運用」の6分科会から構成されており、年間20回ほどの最新ソリューション紹介、事例研究・発表、ソフトウェアの調査・開発、大学のシステム見学などの活勤を行い、その成果を報告書にまとめて発表しています。これに加え、ICT勉強会、最新技術セミナーや技術講習会などの「トピックス企画」を通した最新情報や新技術の獲得、ホームページの情報交換サイトやメーリングリスト、Facebook等を利用した会員相互の情報発信・共有などにも取り組んでいます。2021年度は「キャンパス×DX」を6分科会の共通テーマとして、講演会や事例研究をはじめとする様々な取り組みを進めております。

 

CS研は、大学における教育研究環境を向上させることを目的とし、キャンパスシステムに関する諸問題を大学間および大学と富士通間相互で解決するなど、会員相互の情報交換と親睦の場とし発展してきました。これらの活動によりCS研の目標である「ヒューマンネットワークの充実」そして「相互利益の向上」を図ってまいります。さらに、研究会自体が一層進化し活性化するための方策を模索しつつ、会員の皆様の期待に沿えるような企画と運営を試みております。

 

 2020年からのコロナ禍の下、CS研のイベントの開催形態もオンラインでのライブ配信が中心となり、遠方の会員からは参加しやすいとの声がありますが、現地での見学や情報交換ができなくて残念であるとの声も寄せられております。2019年度まで夏季に行っていた分科会合同での合宿形式の研修会も開催できなくなりました。ポストコロナでは現地+ライブ配信でのハイブリッド開催が多くなると思われますが、より一層の充実した内容のイベントを提供し、皆様のご期待に副えるように努めて参ります。皆様方のCS研へのご参画とご協力をお願いいたします。