2012年度
1.活動方針
昨今「大学生の学力が低下している」という大学の現場の先生方からの声が多く聞かれます。特に講義を聴き、教科書を読み理解し、資料から必要な情報を読みとり、レポートを書くという全ての学力の基本となる日本語力の低下が大きな問題※となっており、このような背景から、数多くの大学で「ライティングセンター」の設置や「日本語表現」に関する講義の充実といった取組みが近年広がっております。
そこで第一分科会でも 〜教育の源を探る〜 といったテーマで「教育の質保証」や「教育の見える化」、「最新の教育環境・設備の活用方法」といったキーワードを足掛かりに、現在の学生の実態やリメディアル教育に関する取組み、各大学の先進的な事例の紹介を通して、改めて「大学の教育」について会員の皆様と共に考えていきたいと思います。
会員、賛助会員の皆様の積極的な参加をお待ちしております。
※参考:小野博「日本の大学生の基礎学力構造とリメディアル教育」 NIME研究報告6-2005
2.活動テーマ
「教育の源を探る」
教育の質保証
- リメディアル教育
- 日本語表現
- eラーニング
教育の見える化
- LMS
- CMS
- eポートフォリオ
最新教育環境・設備の活用
- ICT活用事例
- SNS
- チーム学習
3.活動概要
2012年度は合同研修会を含め、年間5回の分科会を開催いたします。また積極的に学生さん達にも参加していただき、「現場の生の声を聴ける場」を提供できたらと考えています。
各回で内容は異なりますが、およそ以下の項目で構成
- 講演、意見交換会、ワークショップ
- 学生の活動報告や体験談
- 最新ソリューション紹介、見学会、情報交換会
- メーリングリストやTwitterを活用した積極的な情報交換
- 参加体験型学習(合同研修会)