図書館分科会
活動方針
ここ数年で格段に進歩しているAIや、社会を取り巻く動きとなっているDX、それらの基盤となるデータ活用は、大学図書館の運営にも必要不可欠なものとなっています。 そこで、2024年度の図書館分科会では、データ活用とAIの活用の2つを取り上げ、基礎的な理解から最先端の動向まで幅広い企画を行います。
まず、図書館のデータ活用の基本ともなる「図書館基幹システム」でのデータ構造の理解を深めたいと考えています。書誌・所蔵データ、利用者データ、ジャーナルデータなどがどのような項目で構成されているのか、またどのようなデータが出力できて分析や連携につながるのかを見ていきます。
さらに、ChatGPTの登場以来現実性が増してきたレファレンスサービスにAIを取り入れることに留まらず、図書館の基本的なサービスである「情報」を提供するために電子リソースの検索システムとAIを組み合わせた動向を追っていきます。
大学内でのシステム連携や図書館利用活用のためのAI活用はもちろん、図書館初任者にも業務理解の促進に役立つような内容を企画・検討していきます。