2015年度
1.活動方針
大学図書館では、急速に多様化する学術情報の利用形態、提供方法に対して、情報資源をより効果的、効率的に利用者に提供することが求められてきています。そのためには、図書館職員においても、ICT技術の発展に対応した知識、情報スキルを取得することが不可欠となってきています。
第四分科会では、このようにめまぐるしく進化を遂げる情報社会や、利用者のニーズの変化に柔軟に対応できるように、大学図書館とメーカーが協力し合い、図書館と図書館システムにかかわる諸問題の解決、新たな利用者サービスの実現を目指して研修を行っています。
年5回の分科会では、事例紹介、最新技術動向紹介などの情報提供に加え、スキルアップに向けた学習の場、情報交換会を計画しています。新しい学術情報システムについて、会員、賛助会員のみなさまとともに学んでいきたいと思いますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
2.活動テーマ
「グローバルな学びを育む図書館を目指して」
2015年度はCS研創立30周年という節目の一年となりました。「十年ひと昔」といわれていた時代もありましたが、昨今の情報技術の発展を考えると「五年ひと昔」がふさわしいように思えます。かつて図書館員には目録業務、貸出業務、レファレンス・サービス、相互協力サービス等のスキルが求められていましたが、今ではそれに加えてPC、ネットワーク、リサーチスキルも必要とされています。
今年度の第四分科会は「グローバルな学びを育む図書館を目指して」をテーマに、この10年間で、当時最新と呼ばれた情報技術やトレンドだった学習環境がどのように変化しているのか、レファレンスサービス、情報リテラシー教育といったかつての図書館員の役割がどのように多様化してきているのか、これからの5年間で図書館が果たすべき役割、求められる取り組みを、分科会活動を通して模索していきたいと考えています。
3.活動概要
次のような活動を年間5回の分科会として開催を予定しています。
- 図書館見学
- 講義・討論・実習
- 事例紹介
- ワールド・カフェ、グループ討議・意見交換
- 製品紹介、図書館パッケージ「iLiswave-J」事例紹介・新機能紹介
- 言いたい放題