2019年度

1.活動方針

2018年11月26日に中央教育審議会より、「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」という答申が出されました。その中身は、「Society5.0」「シンギュラリティ」といったテクノロジーの爆発的進化がもたらす社会変革を前提に、高等教育機関の目指すべき姿から、18歳人口の減少を踏まえた規模や配置、教育の質を保証できない機関の退場に係る記述まで広範囲に亘っています。このため、これまでの具体的な政策提言に較べると、網羅的で掴み辛いものとも感じます。とはいえ、近年、競争的施策を次々に打ち出している文部科学省の政策立案のベースとなる可能性は高く、この内容を理解し、自学の活動に繫げていくことが肝要となります。
2019年度、大学経営・情報化戦略分科会では、この答申の内容理解と、これに向け、大学が進むべき方向と具体的施策との関連の共有化を行います。
現在、大学経営、管理職の立場にいる方はもちろんのこと、今後、大学の中枢を担っていく若手の方々のご参加もお待ちしております。

2.活動テーマ

「『2040年に向けた高等教育のグランドデザイン』を実践的に読み解く」

  • 「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」の理解
  • 「大学」の立ち位置と改革の方向性の共有
  • 課題抽出・・・今、何ができていて、何ができていないか?
  • 私たちが描くロードマップと実践方法

3.活動概要

2019年度は年間1回の開催とし、東京地区での開催とする。上記テーマに沿った講演と当該テーマに基づく討議等により関連知識の習得と会員相互の情報交換によるリレーション構築を目指す。
尚、当該企画が実施不可になった場合には、「大学経営・情報化戦略分科会」(略称「経情分科会」)としての単独企画は行わないこととする。代替策として、これまで参加いただいている分科会会員や経情分科会ターゲット層に対しては、別の分科会や情報戦略フォーラム等への誘導集客を実施したい。
*「第11回情報戦略フォーラム」企画は3研究会代表者会議にて推進中

 

準備中:2020年度事業計画案(PDF:***KB)