2017年度

1.活動方針

第二分科会の特徴は、活発な情報交換により他大学の業務内容やシステム運用などに触れ、自大学と比較し、自大学の強みと弱点を把握できるという点です。最新の業務システムから不変的な業務内容に至るまで、各大学の取り組みを学びながら、現場に“役立つ”取り組みを今年度も展開して参ります。

今年度の活動は、各大学の教務業務・システムの現状を比較・共有する題材として、「シラバス」「履修」を取り上げます。教育の質保証のため、3つのポリシー(アドミッション・カリキュラム・ディプロマ)の義務付けやシラバスの第三者チェック等制度改正が多くなり、それに関わる業務フローやシステムの運用方法を検証します。また、大学毎で制度・運用が異なる業務のひとつに上げられる履修について、業務内容とシステム運用を深堀りし、会員相互で情報交換して参ります。

また、アクティブ・ラーニングを通じて、学生の主体的な学びを育んでいる実践例を学び、その教育効果を検証します。

さらに、既存の業務・システムを踏まえ、将来を見据えた新たな業務方法やシステム運用方法などを探るとともに、組織的に取り組む大学が増えてきた「IR」について、現在の動向を把握するとともに、基礎的な知識の習得を目指します。

2.活動テーマ

「業務や事務システムの明るい未来を共創する!」

  • 教務業務・教務システムの現状を比較・共有
    各大学の業務内容を比較し、良い点と問題点を共有する 比較・共有を通じて自大学の業務改善に繋げられるよう、活発な意見交換を目指す
  • 教務業務・教務システムの未来を考える
    将来を見据え、新たな業務方法やシステム運用方法などを探る
  • アクティブ・ラーニングの実践
    PBL(Project Based Learning)による主体的な学びを育む実践例を学ぶ
  • IR(Institutional Research)への理解
    基礎的な部分から“IRとは何か”を学び、今後の動向を探る
  • スキルアップ研修

3.活動概要

以下の内容を基本として活動する。

全体会
CS研及び分科会全体に関わる共通の情報を提供
討 議
活動テーマに沿った討議、グループ討議、ワールド・カフェ、研究活動
事例紹介
CS研会員校や分科会会場校、企業等の取り組みやシステム導入事例等の紹介
施設見学
分科会会場のキャンパス及び施設を見学
ソリューション紹介
最新技術やソリューションの紹介、デモやSEレクチャー等