2019年度

1.活動方針

事務システム分科会の特徴は、活発な情報交換により他大学の業務内容やシステム運用などに触れ、自大学と比較し、自大学の強みと弱点を把握できるという点です。最新の業務システムから不変的な業務内容に至るまで、各大学の取り組みを学びながら、現場に“役立つ”取り組みを今年度も展開して参ります。
2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(中教審答申)で示されたとおり、今後、高等教育機関に求められる役割は多様化する一方、大学事務の普遍的な業務内容は将来的にも存在し続けることと思われます。この普遍的な業務をいかに効率化し、職場環境の最適化や適切な事務システムの運用が求められています。
2019年度事務システム分科会では、一般外資系企業の働き方改革と業務改善事例、RPA(Robotic ProcessAutomation )の先駆的な導入事例、最新の出席管理システムなどを取り上げ、会員の皆さまと大学事務の未来像を創造していきます。また、Campusmate勉強会とのコラボ企画では、大学事務基幹システムの本質にもフォーカスし、パッケージシステム運用について研究を進めていきます。さらに、図書館分科会とのコラボ企画では、学生の教育・研究活動と密接に係る図書業務の理解も深め、より良い業務連携の形を模索していきます。

2.活動テーマ

  • 業務改善(ペーパレス化、グループウェア活用、ワークフロー改善など)
      異文化(外資系企業)に触れ、大学事務業務改善へのヒントを探索します。
  • RPA(Robotic Process Automation)を学ぶ
      大学事務における先駆的な導入事例をもとに、RPAの将来性を考えます。
  • 【事務システム分科会・図書館分科会コラボ企画】
       事務・図書館・システムの関連性を学ぶ ~相互理解と未来創造~
       遠くて近い?近くて遠い?図書業務とその他の事務業務のより良い業務連携を模索します。
  • 基幹システム(パッケージ版、カスタマイズ版)の徹底比較
      事務システム分科会の永遠のテーマである“基幹システムの研究”を進め、会員の理解を深めます。
  • 最新の出席管理システムに触れる
      ビーコンを利用した最新の出席管理システムを体感します。

3.活動概要

以下の内容を基本として活動する。

  • 全 体 会:CS研及び分科会全体に関わる共通の情報を提供
  • 討  議:活動テーマに沿った討議、グループ討議、ワールド・カフェ、研究活動
  • 事例紹介:CS研会員校や分科会会場校、企業等の取り組みやシステム導入事例等の紹介
  • 施設見学:分科会会場のキャンパス及び施設を見学
  • ソリューション紹介:最新技術やソリューションの紹介、デモやSEレクチャー等